山崎豊子展に行ってきました

 先日、大阪高島屋で行われていた山崎豊子展に行ってきました。2時間くらいかけて、しっかりとさまざまな資料を読んできました。私は、山崎豊子さんの作品はかなり読んでいます。でも、仮装集団は、読んでいませんでした。音楽の世界に政治を持ち込んだら、という作品です。読みたくなりました。

 俳優さんたちが、山崎さんの作品の映像化の際、山崎さんに送った、出演したい、という旨の手紙も展示されていました。こういうお手紙もきちんと保管されていたのだな、と感心しました。ほかには、執筆中に、気に入って聞いていたCDも4枚、展示されていました。

 その中にカラヤン指揮ベルリンフィルのCDがありました。ベートーヴェン、チャイコフスキーなどのCDがありました。説明文では、山崎さんはベートーヴェンを好んだ、とありました。山崎さんの作品は重厚ですから、ベートーヴェンのイメージがぴったりだな、と思いました。意外だったのは、展示会のお客さんは、圧倒的に女性が多かったことです。充実した資料を見ることができ、行って良かったです。

西加奈子さんのエッセイ

 西加奈子さんのエッセイ本「まにまに」にある、ピアニカについての文章を読みました。自分が学生の時、楽器をみんなで演奏する時に、ピアノカのことを下に見ていた。でも、パブロという演奏家のピアニカの演奏を聞いた時に、ピアニカへの印象ががらりと変わったというお話です。

 私は、ピアニカをプロとして演奏している人がいることを知りませんでしたので、そのこと自体に驚きました。

 西加奈子さんは、テレビにもたくさん出演されていますので、西さんのお話は今までにたくさん聞いています。でも、実は、西さんの小説を読んだことはまだありません。このエッセイを読んで、西さんの小説を読みたくなりました。

新規ファンゲット

 東村アキコさんの漫画「かくかくしかじか」を読んでいると、その中で、はるな檸檬さんの話が出てきましたので、はるな檸檬さんは、どんなマンガをお描きになっているのだろう、と思い、「ZUCCA×ZUCA(1)」を買って読みました。このマンガは、宝塚歌劇ファンの心情を描いたものです。

 この中で、「宝塚ファンは、常に新規のファンを獲得しようとしている。新規のファンが増えると、自分がチケットが取りにくくなるにもかかわらず」という話がありました。これを読んだ時、さすが宝塚ファンだな、と思いました。こういうファンがたくさんいるから、宝塚歌劇は、いつもお客さんが満員なのですね。

 クラシック音楽ファンの場合は、こういう努力をする人が少ないように思います。ですから、神戸国際フルートコンクールも4年毎に8回もすでに開催して、つまり30年近くしていても、神戸市民の知名度が25%しかありません。神戸市は毎回5,000万円をこのコンクールのために出しているのですが、この状態ではお金を出したくなくなるのは当然か、と神戸市に同情します。

芥川賞の選評

 私は、今まで芥川賞の選考委員全員の選評を読んだことはありませんでした。読んだことがあるのは、芥川賞発表の翌日に新聞に出る選評のみでした。又吉直樹さんは、芥川賞選評を昔から読んでいて、それを本を選ぶ際の参考のされていた、ということで感心しました。今回は、私も文藝春秋 9月号を読んで、9人の選考委員全員の選評を読みました。

 小川洋子さんの選評で、「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」は、楽器の使われ方が印象深い、ということでしたので、読みたくなりました。

 どの本が、賞をとるにしても、選考委員で反対する人がいない作品というのは、まれなのですね。今回の直木賞の「流」ように、満票というのは、普通はありえないことなのだ、と今回いろいろな本に関する番組を見ていて、知りました。

又吉直樹さんの本紹介本

 又吉直樹さんの本紹介本「第2図書係補佐」を買いました。いろいろな本が登場しています。目次を見ると「香水 ある人殺しの物語」が目にとまりました。

 この原作本を元にした映画「パフューム」で、ベルリンフィルが音楽演奏を担当しましたので、メールマガジンに書いたことがありました。ですので、印象に残っていました。「香水」の本は、ベストセラーになったそうですが、私はまだ読んでいません。

 又吉さんは、本当にいろいろな本を読まれているな、と感心しています。私が気に入っている話は、中村文則さんの「銃」の中で登場する、ランドセルの話です。こんなことがあるのかな、と笑ってしまいました。