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2000年8月26日(土)

Notre Pahud

 パユ・ファンクラブのNewsLetterの名称が、「Notre Pahud」に決まりました。私たちのパユという意味で、この名前は同名複数だったそうです。とてもおしゃれな名前だなあ、と感心していました。

 私は愛称を考えるというのは苦手で、今回もいい名前が思い付かなくて応募しませんでした。最近は、ホールの愛称も公募で決まることが多く、しゃれた名前が多いですが、京都コンサートホールは公募ながら、オーソドックスな名前で、これまた珍しいと思います。

 Notre Pahudは、上品な名前で気に入っています。ファンクラブが長く続いて欲しいな、と思っています。

2000年8月19日(土)

瞬間音楽

 18日放送分の「ターニングポイント」を見ていると、1曲の長さが、1秒14というものすごく短い曲を紹介していました。短い曲という話から、中学生の頃、夏休みの宿題でクラシック音楽を聴いて感想を書いた時のことを思い出しました。

 その頃は、レコードだったのですが、私はレコードを聞いたことがほとんどなく、円盤の一番外側に針を置かなければいけないのに、何を思ったのか一番内側に置いていたのです。内側に置くと当然ですが、曲が一瞬で終わるのです。

 最初は全然気がつかずに、感想に「ものすごく短い曲だ」ということを書いていました。しばらくして気がつきましたが、今から思えば笑える話です。

2000年8月12日(土)

流行歌

 流行歌は、その歌がヒットした当時のことを鮮明に思い出させてくれて、懐かしい気分になるものだなあ、とつくづく思います。私が子供の頃に見ていたアニメの主題歌集や、例えば火曜サスペンス劇場の主題歌集のCDをお店で見つけると、その場で買ってしまいます。

 先日、松本清張の「捜査圏外の条件」を読んでいると、犯人をつきとめるきっかけになったのが、「上海帰りのリル」という歌でした。

 私はこの作品を、原作よりもテレビドラマの方を先に見ていました。ドラマではきっかけの歌が、かぐや姫の「神田川」になっていましたが、歌によって捜査圏内に入ってしまうという発想に感心していました。

2000年8月5日(土)

現代音楽

 7月28日の毎日新聞に「著作物使用料値上げ案で"不協和音"」という見出しで、現代音楽の著作権のことについて書かれていたのを見てはじめて、現代音楽を演奏するにはお金がかかるんだな、ということを意識しました。

 私は現代音楽は分かりにくいという先入観があって、あまりすすんで聴こうとは思わないのですが、7/26にヴァイオリニストの高木和弘さんのコンサートに行った時、演奏されていた現代音楽を聴くと、その時はとても面白く感じたのです。

 高木さんが演奏された「ソロヴァイオリンのための展望」も音の流れが面白くてひきこまれましたし、チェロソロの「文楽」(黛敏郎)も、聴いているとチェロが和楽器に見えてきて、とても良かったです。

2000年7月30日(日)

記録メディアの自然劣化

 7月23日放送の「特命リサーチ200X」を見ていると、デジタルデータのテーマで驚く内容でした。私は今までCDは、永久に音がきれいな状態で聴くことができると思っていたのですが、そうではないらしいです。

 パユのCDも、何十年後に、複数枚のCDを聴き比べて「音色が変わったな。」とか、色々と思いめぐらすことができると思っていたのに、放っておくとそれができないようです。

 CDのデジタルデータは永久でも、器の方の寿命が20年ぐらいとのことで、私がCDをよく買うようになったのは、10年ぐらい前からですが、後10年経つと、聴くことができなくなるかもしれないと知って、ショックでした。CDを長年にわたって聴くためには、自分自身でダビングする必要があるとは思ってもみませんでした。CDコレクションを保つためには手間がかかるようです。

2000年7月23日(日)

公式ホームページ INDEX

 先日本屋さんをブラブラ歩いていると、「POP MUSIC Aritist 公式ホームページ INDEX」という本が目にとまりました。表紙も中身もオールカラーで、立ち読みしているだけでも、楽しい気分になりました。

 インタビュー記事をのぞくと、一番最初に掲載されていたのは、小室哲哉さんのサイトでした。小室さんのサイトは、何年もまえに私が会社からインターネット講習会に行った時に、「さまざまな技術が駆使されている。」ということで、紹介されていました。

 クラシック音楽演奏家たちも、サイトを紹介するこういう本を作ってもっと宣伝すればいいのに、と思いました。

2000年7月15日(土)

高橋竹山「岩木の幻想」

 このサイトを見てくださっている方からメールで教えていただいて、三味線のCDを初めて買いました。高橋竹山さんの「岩木の幻想」(SRCL3492)です。

 私の中の、三味線のイメージは、トンチンシャンというものだったのですが、このCDを聴いて、激しさや迫力もある楽器なのだなあ、ということを感じました。三味線の音を長い時間、聴くのははじめてだったのですが、音色がとても素敵で、悲しい気分の時に聴くと、なぐさめられるように思いました。

 最近、三味線奏者の吉田兄弟が出てきて、三味線も注目されてきています。太鼓や琴とあわせる三味線もいいですが、三味線だけの演奏も魅力があるな、とこのCDを聴いて感じました。

2000年7月8日(土)

写真

 パユのCDジャケットや、パユの英語サイトの写真を見ていると、直立不動の写真はなく、パユの魅力を本当によく引き出しているなあ、と感心します。

 演奏家にとっては、奏でる音楽が一番重要なのですが、CDやコンサートチケットを初めて買うにあたっては、きっかけが必要です。そのきっかけが、パユならベルリン・フィルの演奏を聴いた時にパユのフルートに引かれてとか、楽器店に行ってパユのCDがかかっていたとか、音楽そのものということもあるでしょうけれど、音楽以外の要素がきっかけになることの方が多いと思います。

 それは、人から話を聞いてとか、新聞のコンサート評を読んでとか、自分のフルート演奏の参考にとか、演奏家の写真を見てとかいうことです。なかでも、写真がうったえる力を最近よく感じるようになりました。

2000年7月2日(日)

「飛天遊」

 6/25に衛星生中継された、ベルリン・フィルサマーコンサートを見ました。パユは退団しているのですが、今回は林英哲さんの和太鼓での「和太鼓協奏曲 飛天遊」を楽しみに聴きました。

 この曲は今年3月のパユの日本公演で、室内楽との共演で聴いて、和太鼓の迫力と曲の面白さに感動したからです。テレビでは和太鼓のばちを持ちかえる様子や、林英哲さんの表情がよく見えて、良かったです。

 ワルトビューネ野外音楽堂での演奏でしたが、こんな広い場所で、生で聴けたら、もっとワクワクできただろうなあ、と思いました。お客さんが興奮している様子も画面から伝わってきました。

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