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2001年12月24日(月)

この1年を振り返って

 2001年を振りかえると、フルートのコンクールが多い年だったな、という印象です。神戸国際、ランパル国際、ジュネーブ国際、そして日本音楽コンクールもフルート部門が開催されました。

 コンクールでは、モーツァルトの曲が課題曲になっていることが多く、私も神戸国際フルートコンクール本選は生で聴くことができましたし、またパユの11-12月の来日公演ではモーツァルトのフルート四重奏曲全曲演奏会でしたので、今年はモーツァルトのフルート四重奏曲をたくさん聴くことができました。

 神戸国際フルートコンクールは、フルートコンベンションと同時開催だったこともあり、その期間にはお盆にもかかわらず、このサイトをとてもたくさんの方に見ていただきました。ありがとうございます。来年もサイトの運営をがんばっていきたいと思います。よろしくお願いします。

2001年12月15日(土)

批評

 私はパユのコンサートに行った時には、サイトに感想を書いていますが、どういう目的の文章を書けば一番いいのかな、ということを最近よく考えるようになりました。「クラシック批評こてんぱん」という、批評の文章を批評している本を読んで、いろいろと考えさせられました。

 私が書くのは、批評ではなくて単なる感想で、読んでくださった方がパユのコンサートに行ってみようかな、と思ってもらえれば一番嬉しいですが、これがなかなか難しいです。

 私の場合は、音楽そのものよりもコンサート会場にいなければ分からないこと、例えば目で見える部分を書いている方が多いかな、という感じです。

2001年12月9日(日)

お客さんとのかけ橋

 11/23にケネディのコンサートに行ったのですが、そのコンサート評が先週にいくつか新聞記事に出ているのを見ました。演奏ももちろん素晴らしいけれど、客席に親しげに語りかける姿勢をすごくほめてありました。私もこのコンサートに行って、観客とのかけ橋をつくるというのでしょうか、それが本当に上手だな、と思いました。

 先日のパユのコンサートでも、アンコールの時にパユが袖にフルートを隠していて、演奏するときにスルスルと出してくるということをしてくれて、ちょっとしたことですけれど、お客さんをアッと思わせる面白いことを考えてくださるな、と感心しました。

 単に上手に演奏しています、というだけでないところが、また素晴らしいな、と思いました。

2001年12月2日(日)

公開レッスン

 12月1日にパユの公開レッスンに行ってきました。レッスンの後に予想外に模範演奏してくださいました。普段着で私たちの為に演奏してくださるなんて、まるでパユのお宅におじゃまして、居間で聴いているような感じで本当に嬉しかったです。

 パユのコンサートはいつも本当に楽しくて、コンサートではパユはスーツ姿ですけれど、リラックスして聴けるし、2時間は短いなと感じています。パユの演奏なら、1日中聴いていても、楽しく聴き続けられるかなという感じです。

 音楽は楽しいのが一番ということを改めて思いました。

2001年11月24日(土)

ケネディ

 11/23にケネディとベルリン・フィルのメンバーとのコンサートへ、京都コンサートホールに行ってきました。ケネディが英語でお話しながら、ご自身で舞台上においてある日本語訳をめくっていくという形で進んでいきました。

 ケネディは、お客さんとの対話が本当に上手で楽しくて、ケネディのお話に対して、客席から声がとぶこともあって、こういうコンサートは初めて見ました。演奏ももちろん素晴らしかったのですが、すごく楽しませてくださって、あっというまに時間が過ぎました。

 今回がケネディの初来日ということにも、少し驚いたのですが、聴きに行って本当に良かったです。

2001年11月17日(土)

未来への教室

 11/10のNHK「未来への教室」の先生は、チェリストのミッシャ・マイスキーだったので見ました。番組の中で、バッハの無伴奏をマイスキーの1984年と1999年の録音で、聴き比べていました。私は1984年の方のCDを持っているのですが、番組を見てテンポがはやい1999年の方のCDも聴いてみたくなりました。

 でも、マイスキーの言葉で一番印象に残ったのは、「舞台で演奏している時にお客さんが幸福を感じているのが分かると満足感が増します。」「将来君たちがどの職業に就くかは大きな問題ではなくて、誰かのために何かをして幸せを感じてもらうために生きてきている。」とおっしゃったことです。

 舞台で演奏する目的はもっと違うことをおっしゃるかと思っていたのですが、「幸せを感じてもらうため」とおっしゃったのは、本当に感動しました。

2001年11月10日(土)

ミュージカル

 アメリカのAmazonで注文していた「Rodgers and Hammerstein - The Sound of Movies」が、先日届き、見ました。ロジャースとハマースタインが音楽を担当したミュージカルを紹介しているビデオです。

 このおふたりのコンビの音楽は、聴いたことはありましたが、映像付で見るのは「サウンド・オブ・ミュージック」以外の作品は私にとっては初めてでしたので、とても新鮮でした。「王様と私」は日本語吹き替えもあって、また「サウンド・オブ・ミュージック」では、いろいろな国の言葉での吹き替えがあり、とても楽しめました。

 何かと沈みがちの話題が多いこの頃ですが、このビデオを見て、久しぶりにウキウキした気分になれました。

2001年11月3日(土)

日本最古

 10/30の毎日新聞夕刊に、シーボルト作のピアノ曲がCDになって発売された、という記事がありました。私は、シーボルトに興味があったわけではないのですが、日本最古とか、日本初の曲と言われると貴重な気がして、聴きたくなってしまいます。

 数年前に、シーボルトが使っていたピアノを探すというテレビ番組があって、それを見ていましたが、シーボルトはお医者さんかと思っていたら、音楽もかなりできた人だったのですね。

 毎日新聞に掲載されていたこのCDのジャケットを見ると、当時の人が当時に衣装を着て、ピアノなどの楽器を演奏している絵で、新聞では白黒でしたが、このイラストにもひかれるものがありました。

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