1999年4月25日 1999年4月17日 1999年4月10日 1999年4月3日
1999年3月27日 1999年3月20日 1999年3月13日 1999年3月7日

1999年4月25日(日)

私が好きなホール

 先週の20日と、23日に、久しぶりに大阪のいずみホールに出かけたのですが、なんだかとても落ち着きました。いずみホールは友達を誘っても「きれいなホールだね。」と言ってもらえるし、私自身もとても好きなホールです。

 正面のパイプオルガンや、シャンデリアは豪華な感じがしますし、別世界に来たな、という気持ちにさせてくれます。座席案内の係の方も、さりげなく立っていてくれるのがいいです。

 以前、ピアノのザイラー夫妻のコンサートの時に、コンサート終了後ロピーでお話してくださったことがあったのですが、その登場のしかたが2階の階段から降りて来られて、その姿がすごくかっこ良かったんです。ロビーも素適なホールです。


1999年4月17日(土)

防音室

 私は今の住まいに引っ越した時に、フルートを吹くために防音室を買いました。防音室のサイズは色々あったのですが、アップライトピアノを置いてフルートを吹くことができる広さにしました。メーカーの人に「ピアノとフルートを一緒に吹くことはありませんか?」と聞かれましたが、「それはありません。」ということで防音室の大きさが決まりました。

 防音室ができあがってすぐは、新築の建物独特の香りが強くてあまり長い時間、中にいられませんでしたが、今は本当に快適です。防音室もしばらくするとフルートを吹くと響くようになってきて、一時期はその響きばかりを聴きながらフルートを吹いていたこともありました。

 でもレッスン場ではその響きが聞こえなくて、感覚が違って吹きにくくなってしまったので、今は自分自身のフルートの音を聴きながら吹くようにしています。


1999年4月10日(土)

楽譜があることの安心感

 私は今までに3回、フルートの発表会に出ているのですが、3回目の時だけリハーサルがありました。その時のリハーサルはひとり2分ということで、2分経つと係の人から「ここまでです。」と声がかかりました。

 「2分ぐらいのリハーサルだったら、曲全体のうち半分も吹けないだろう。」と思って私は楽譜を持っていきませんでした。そしていざリハーサルで吹いてみると、足が震えてきたんです。今までの発表会では本番でも、緊張するとはいえこんなことにはならなかったので、「今日はリハーサルから緊張しているのかしら。」とちょっと焦ってしまいました。

 でも、本番は楽譜を立てて演奏したので、足は震えませんでした。曲は覚えているのですが楽譜があるのと、ないのとではこんなにも違うものかと、初めて感じました。

1999年4月3日(土)

クラシック演奏家を知る番組

 私は、テレビ朝日系列の「徹子の部屋」にクラシック音楽関係の方が出演されるのを見るのが大好きで、約5年ぐらい前からクラシック演奏家が出演されたときの放送はビデオに撮って今でも置いています。ほとんどの方が番組中に演奏されるので、「徹子の部屋」でその方の演奏を初めて聴いた、ということも少なくありません。

 フルーティストでは、工藤重典さんが出演されたのを見たのですが、工藤さんはトークしている椅子のすぐ後ろで無伴奏の曲を演奏されたのがとても印象に残っています。黒柳さんが「音出しをしなくてもすぐ演奏できるんですね。」とおっしゃっていました。

 今でも、ときどきビデオを見返すことがあります。何人ものクラシック演奏家の方の、お話を聴いているととても晴れやかな気分になれます。


1999年3月27日(土)

Jクラシック

 私は、日本人のクラシック音楽家の方に、がんばって活躍していただきたいなあ、と以前はよく思っていました。「音楽の友」の「あなたの好きな演奏家は?」というアンケートがあった時にも、鍵盤奏者、弦楽器奏者、管楽器奏者など、どの分野の人でも、日本人の方を書いていました。

 でも、アンケート結果を見ると、上位はほとんどが、外国の方がしめていて、アンケートの質問にも、「好きな日本人演奏家は?」と別に項目があるぐらいでした。こんな風に思っていながら、今はパユの応援サイトを作っているのですからなんだか不思議な気分です。それだけパユに魅力を感じたということなんです。

 もし自分で情報をたくさん持っていたら、応援サイトを作りたい日本人のクラシック演奏家の方もいたのです。日本には素晴らしいホールがどんどんとできていますから、日本人演奏家ももっともっと活躍してほしいです。

1999年3月20日(土)

演奏中の視線

 私のフルートの先生と、「協奏曲の場合、ソリストがピアノやヴァイオリンなら暗譜なのに、フルートの場合は暗譜の人も暗譜でない人もいるのはなぜでしょう。」という話をしたことがあります。先生からは、「フルートの場合は目線のやりばに困って楽譜を置く人もいますよ。」と聞きました。

 たしかに、ピアノなら鍵盤を、ヴァイオリンなら音程を決める左手の見るでしょうが、フルートなら両手も口元も見ることはできません。私はコンサートに行ったときに、協奏曲でソリストが楽譜を立てて演奏するのは、見ていてちょっと抵抗があるので、フルートも暗譜してほしいと思っています。

 ところで、私がフルートを吹くときは、目を閉じて演奏することが多いです。私は無意識にそうしていたのですが、先生に「今みたいに目を閉じた方が音に集中できていいかもしれませんね。」と言われて、たしかにそうだな、と改めて感じました。

1999年3月13日(土)

私のCDの買い方

 私がCDの買うときは、コンサートに行って演奏を生で聴いてみて気に入ったら、ホールでその演奏家の方のCDを買うというパターンが多いです。

 私が初めて行ったフルートのコンサートは、工藤重典さんのリサイタルでしたが、その時はホールで売られていた工藤さんのCDを全部買ってしまいました。15枚ぐらいだったと思います。一緒にコンサートに行っていた人には、驚かれたのですが、CD店に行っても、フルートのCDはあまりないので、この機会にと思ったのです。

 私はどの演奏家のCDか、という基準でCDを選ぶので、有名な曲でも知らない曲が多いような気がします。今はインターネット上でCDをオンラインショッピングできるようになって本当に便利になりました。

1999年3月7日(日)

アマチュアフルーティスト

 昨年神戸で行われた1000人のチェロコンサートは、私はテレビ放送で見てとても感動したのですが、放送の中で、私が一番印象に残ったのは、代表者の方が「アマチュアチェリスト」と紹介されていたことでした。かっこいいなあ、と思ったのです。

 私も「アマチュアフルーティスト」と名乗ってもいいのかなあ、とふと思いました。最近は、オフ会などで、たくさんの人と会う機会がありますが、そんな時に仕事関係の集まりでもないのに、会社の名刺を出すのはちょっと抵抗がありますので、仕事の名刺とは別に個人の名刺を作ろうかと思っていたところでした。

 音楽関係の集まりなら、「アマチュアフルーティスト」と書かれた名刺を渡すと、趣味でフルートを吹いていることが分かって、とてもいいなと思います。

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