2000年3月4日(土) 会場:所沢市民文化センター ミューズ アークホール
共演:ベルリン・フィルハーモニーシャルーンアンサンブル、林 英哲(和太鼓)
| プログラム モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285 松下 功:「飛天遊」(1993)〜和太鼓と室内楽のための〜 J.シュトラウスU(ブレット・ディーン編):喜歌劇「こうもり」序曲 ビゼー:(アンドレアス・タルクマン編):「カルメン」組曲 アンコール 林英哲:宴、ブラームス:「ハンガリー舞曲第5番」、リムスキー・コルサコフ「熊蜂の飛行」 |
座席(1階5列31番)について、舞台を見ると4つの譜面台と1脚の椅子が置いてありました。「フルート四重奏曲はチェロにあわせて座って演奏するのが一般的だけど、今回は立っての演奏なんだなあ。」と思いながら開演を待っていました。パユは、一番左側に立って私の方を向きながら演奏してくれると思い込んでいたのですが、4人のうち一番はじめに登場したパユは、一番右端の譜面台の前に立ちました。
「フルート四重奏曲」のフルートの音色は本当に美しく、イメージとしては天井に天使の絵が描かれているヨーロッパの教会にいるような感じでした。非常によく響くホールでしたので、ゆっくりのテンポの第2楽章に一番ひかれました。
次の和太鼓は今回とても期待していました。和太鼓は舞台中央の台の上に、大太鼓、小太鼓、どらなどが置いてあって、和太鼓を三角形の頂点にした形で9人が並びました。
和太鼓の迫力は、本当にすごかったです。内臓に響く感じで、体の中の悪いものをはきださせてくれるような感覚でした。林さんが途中で上着を脱がれて、腕の筋肉が見えたのですが、スポーツマンのようでした。全体の響きは日本の楽器で奏でているような感じで、林さんの「ヤー」というかけ声にあわせて、全員の音があわさる部分の緊迫感には、ひきこまれました。この曲が終わってから、林さんが客席に向かって手招きをするしぐさをされて、作曲家の方がタッタッと客席から走り降りてきて、舞台にあがられました。10人それぞれと握手して、とても嬉しそうな表情でした。
「こうもり」の見せ場は、なんといっても最後の部分で、パユが舞台上手から、ピッコロを吹きながら登場して、くるくると回りながら下手の方に走りさった演出です。パユがピッコロを吹くのを初めて見ましたので、パユのピッコロの音色に集中するべきだったのですが、パユの踊りが面白くて、耳よりも目のほうに神経がいってしまいました。
「カルメン」組曲は、フルート吹きなら誰もが吹きたい間奏曲のフルートソロからはじまりました。美しさにうっとりしました。
アンサンブルのまとまりとしても、今回は本当に良かったです。今までに行ったパユのコンサートの中でも一番印象に残る素晴らしいコンサートでした。(2000.3.12)
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