| 11月30日コンサート | 12月1日コンサート | 12月1日公開レッスン |
2001年11月30日(金) 会場:愛知県芸術劇場コンサートホール 共演:ケルビーニ弦楽四重奏団
| プログラム ・モーツァルト:フルート四重奏曲第3番 ・棚田文紀:フルート四重奏曲(委嘱作品、世界初演) ・モーツァルト:フルート四重奏曲第4番 ・モーツァルト:フルート四重奏曲第2番 ・ウェーベルン:弦楽三重奏曲 ・モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 アンコール ・ロッシーニ:フルート四重奏曲第3番〜第3楽章アレグレット ・ハイドン:弦楽四重奏曲第17番セレナード〜アンダンテ・カンタービレ ・モーツァルト:フルート四重奏曲第3番第2楽章の途中から楽章最後まで |
愛知県芸術劇場には初めて行きました。音響はよく行く大阪のシンフォニーホールとはまたひとあじ違う感じですが、響きもよくとても良いホールでした。ここのホールは、演奏者が上手から登場するという珍しいタイプで、下手からの登場ならいつもパユが最初に出てくるのですが、上手からの登場なので、パユが4人の中で最後の登場でした。
この公演のひとつの興味は委嘱作品がどんな作品かということでした。モーツァルトの四重奏では4人がくっついて、チェロ以外は立っての演奏で、チェロは台の上にのっての演奏でしたが、委嘱作品では、4人が舞台いっぱいに広がって、4人とも座っての演奏でした。
この曲で、楽譜を譜面台に立ててセッティングしている時に、パユの楽譜がひらひらと譜面台の前方の床に落ちてしまいました。それをパユがフルートで、すっとたぐりよせて、譜面台にのせていました。
この曲は、SF映画で宇宙人同士が超音波でやりとりしているというような感じでした。舞台いっぱいに広がって演奏しているということは、舞台の中央に音を集めて響かせているのかな、と思いました。
私は、蜂がブンブンとんでいる音に聞こえるところや、風がヒューヒューと音を立てているように聞こえるところもあり、全体的にはとても面白く聞けました。
この曲が終わると、4人が中央に集まって、パユがフルートを高くかかげながら客席の誰かを探しているようなしぐさをされていました。作曲家の棚田さんを呼ばれていたようで、棚田さんが客席から舞台に向かって走って来られて、パユと握手されて舞台にのぼって行かれました。
モーツァルトの四重奏曲はCDでも何度も聴いていましたけれど、生演奏はやはり素晴らしくて、第2楽章のゆっくりしたところの方が印象が強く残っています。第1番の第2楽章は、涙が出るくらい美しかったです。
それから、アンコールの2曲目の時に、パユがフルートを左の袖の中に隠して、舞台に登場されたのです。私は最前列の席だったのですが、最初パッと見たときには、カスタネットか小さい笛を持っているように見えていて、フルートを隠しているとは全然思っていませんでした。フルートをスッと袖から出して演奏されたときには、楽しかったです。
アンコールは3曲演奏してくださったのですが、3曲目を演奏しようとした時に、チェロのギアン・ケラスさんが弓を持たずに舞台に出てこられていたので、アンコールをするとなった時に、ひとりで舞台袖に弓をとりに行かれました。3曲もアンコール演奏してくださって、良かったです。(1階1列20番)
2001年12月1日(土) 会場:ザ・シンフォニーホール(大阪) 共演:ケルビーニ弦楽四重奏団
| プログラム ・モーツァルト:フルート四重奏曲第3番 ・ロッシーニ:フルート四重奏曲第4番 ・モーツァルト:フルート四重奏曲第4番 ・モーツァルト:フルート四重奏曲第2番 ・ロッシーニ:フルート四重奏曲第2番 ・モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 アンコール ・ロッシーニ:フルート四重奏曲第3番〜第3楽章アレグレット ・ハイドン:弦楽四重奏曲第17番セレナード〜アンダンテ・カンタービレ |
2日連続でパユの生演奏を聴けるということで、聴く前から興奮していました。パユは、この前の日は黄色いネクタイをされていましたが、今日は赤いネクタイでした。
この日のロッシーニの四重奏曲を聴くのは、初めてだったのですが、おもちゃ箱みたいなイメージに聞こえるところもあって、楽しかったです。
モーツァルトとロッシーニでは、パユのフルートの音色も、違っていました。モーツァルトとロッシーニを交互に演奏されていたので、違いがよく分かりました。
この日の私の座席は舞台に向かって左側だったので、弦の響きがすごくしっかりと聞こえてきて、それがまた良かったです。ヴァイオリンの方と、ビィオラの方は、他のおふたりよりも少し年上なのですけれど、背筋がピンとのびていて、シャンとされているな、と思いました。
アンコール曲は、名古屋と同じだったので、気分的にも余裕を持って聴けました。2日連続でパユの生演奏にふれて、興奮していて、余韻が長く長く続いています。来日されるたびに私の興奮度があがっています。(1階C列4番)
2001年12月1日(土) 公開レッスン 会場:大阪フィルハーモニー会館
| レッスン曲 ・ライネッケ:ソナタ ・プロコフィエフ:ソナタ 模範演奏 ・ライネッケ:ソナタ「ウンディーヌ」より第3楽章、第4楽章 |
まず、パユが舞台に登場して、「Hello!こんばんは。」とおっしゃって、客席の皆が「こんばんは。」と言って、レッスンのはじまりでした。パユの言葉は英語でした。服装は、上下とも青色で、上にはカーキー色のセーターをはおっていらっしゃいました。
レッスン曲は、ライネッケのソナタからでした。曲のはじめは小川のイメージで、だんだんとピアノも入ってきて、水の流れが大きくなっていく感じで、というお話でした。水が流れているイメージが必要だから、拍子を一拍ずつとらないで、大きなフレーズでとってください、とのことでした。
細かい音符がつながっているところは、水がパラパラときらめいて落ちるイメージで、と指を使ったアクション付で、説明されていました。トリルが長く続くところも力で押さえないで、水の流れをせきとめないように、と水の形のイメージでずっと解説されていました。
ライネッケの1時間のレッスン後に、10分間休憩が入りました。その時に、いつもこのサイトに来てくださる方達とかたまって座っていたのですが、昨年のパユの日本公演でライネッケを演奏されたのは、2公演だけだったので、生で聴いていない方も多くて、「パユがここでライネッケの模範演奏をしてくれたら、いいのにね。」という話をしていたら、そのすぐ後に、係の人が舞台に登場して、「パユさんがレッスン後にライネッケの模範演奏をしてくださいます。」というお話がでました。
話をしているのが聞こえたのかと思うぐらいぴったりのタイミングで話がでて、驚きました。予想外のことで本当に嬉しかったです。
後半はプロコフィエフのソナタでした。受講生の方は、プロの方でとてもきれいな演奏でした。パユは安全な演奏だけれども、ピアノのところはもっとピアノに、フォルテのところはもっとフォルテにして、もっとリスクを持った演奏にとのお話でした。そのあとにも、「exaggerate」という言葉を連発されていました。
曲のイメージは、冒頭はノスタルジックな感じではじめてください、そして、ロシアの音楽だから、プロコフィエフの時代のロシアの人たちがつめえりたてて、いきかっている様子をイメージしてください、とのお話でした。
太鼓のイメージでお話されていたところは、太鼓をバチで叩いた時は、バチは叩いたところでとまらないで、必ず上にはねかえるから、そのイメージでとのことでした。
パユは、レッスンの間中、驚くほどはじけていらっしゃって、アクションも大きく、踊っているみたいでした。ものすごく楽しいレッスンでした。
レッスンが終わってから、リハーサルなしで模範演奏がありました。パユの普段着での演奏姿を見ることはまずないことですから、演奏も素晴らしかったですし、得した気分でした。素晴らしい公開レッスンでした。
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