「祝祭と予感」を読みました

 「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ小説「祝祭と予感」を読みました。私が印象に残った話は、三枝子とラサニエルの出会いの話、菱沼の弟子の作曲家の話、マサルがラサニエルにつくことになる話です。

 作曲家の方は、自分のイメージの音が、楽譜に落とし込めないと悩むことがあるのだな、とかこの小説を読んで知ったことがいろいろとありました。ヴィオラは大きさが決まっていないのですね。これも知りませんでした。自分にあったヴィオラを選ぶ時には、かなり悩みますね。それは、自分の楽器を本番で演奏しないピアノなどの楽器以外は、すべてそうでしょうけれど。

 三枝子とラサニエルのラブストーリーは、上手な俳優さんで、これのみ一本で映画にしてほしいな、と思うほどです。

佐藤天彦さんとクラシック

 将棋棋士、佐藤天彦さんの著書「理想を現実にする力」を読みました。。天彦さんは、クラシック音楽に詳しく、本にはクラシックについての記述もありました。

 天彦さんは、演奏家に注目するよりは、曲そのものに興味を持って聞かれるそうです。私とは、聞くスタンスが全然違うということです。クラシック音楽には、本当にお詳しくて感心します。天彦さんのツイッターも見ていますが、時々クラシック音楽を紹介されています。それが、私がまったく知らない曲です。

 私もこういうサイトを持っているくらいですので、クラシック音楽には詳しい方だと思いますが、その私でもまったく聞いたことがない曲をツイートされていて、とても参考になります。

「駒音高く」を読みました

 将棋に関する短編小説がいくつか入っている「駒音高く」を読みました。最後の章は、将棋の対局中に倒れてしまった棋士の話です。

 そこで、左手のピアニスト、館野泉さんのコンサートに行く、という話があります。この棋士さんは、それまでクラシックのコンサートに行ったことがなかった人ですが、このコンサートには、感動した、ということでした。

 この話だけでなく、この本のどの話も、とても良かったです。私が一番好きなのは、千駄ヶ谷の将棋会館での、掃除人の女性のお話です。なかなか掃除人にスポットをあてたお話は、少ないと思います。ですから、とても新鮮でした。この女性は、小さい時に、お父さんから将棋を教えてもらっていたのです。各章は、違う人が主人公ですが、本全体で、つながりがあります。将棋を知らない方にも、おすすめします。

山崎豊子展に行ってきました

 先日、大阪高島屋で行われていた山崎豊子展に行ってきました。2時間くらいかけて、しっかりとさまざまな資料を読んできました。私は、山崎豊子さんの作品はかなり読んでいます。でも、仮装集団は、読んでいませんでした。音楽の世界に政治を持ち込んだら、という作品です。読みたくなりました。

 俳優さんたちが、山崎さんの作品の映像化の際、山崎さんに送った、出演したい、という旨の手紙も展示されていました。こういうお手紙もきちんと保管されていたのだな、と感心しました。ほかには、執筆中に、気に入って聞いていたCDも4枚、展示されていました。

 その中にカラヤン指揮ベルリンフィルのCDがありました。ベートーヴェン、チャイコフスキーなどのCDがありました。説明文では、山崎さんはベートーヴェンを好んだ、とありました。山崎さんの作品は重厚ですから、ベートーヴェンのイメージがぴったりだな、と思いました。意外だったのは、展示会のお客さんは、圧倒的に女性が多かったことです。充実した資料を見ることができ、行って良かったです。

西加奈子さんのエッセイ

 西加奈子さんのエッセイ本「まにまに」にある、ピアニカについての文章を読みました。自分が学生の時、楽器をみんなで演奏する時に、ピアノカのことを下に見ていた。でも、パブロという演奏家のピアニカの演奏を聞いた時に、ピアニカへの印象ががらりと変わったというお話です。

 私は、ピアニカをプロとして演奏している人がいることを知りませんでしたので、そのこと自体に驚きました。

 西加奈子さんは、テレビにもたくさん出演されていますので、西さんのお話は今までにたくさん聞いています。でも、実は、西さんの小説を読んだことはまだありません。このエッセイを読んで、西さんの小説を読みたくなりました。