パユのコンサート感想

2003年

2003年11月30日(日)19:00- 公開レッスン 会場:豊中市立アクア文化ホール
  レッスン曲 
・モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 G-dur
・シューベルト:しぼめる花の主題による序奏と変奏
おたのしみ(パユの演奏) 
・モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 第2楽章 

 

 まず、レッスンの前にパユのごあいさつがありました。「日本に来ると、若い人がたくさん来てくださるので嬉しく思っています。音楽には未来があるものですから、若い人にがんばっていただきたいです。私が引退した時の、楽しみもありますから。皆さん、明日のいずみホールのコンサートにももちろん来てくださいますよね。」という感じでした。

 おひとりめは、モーツァルトです。第1楽章をひととおり、生徒さんが演奏されて、「楽器のメーカーによって、音程のくせがありますから、そのくせを分かった上で演奏して、音程は常に正確にするようにしてください。レとラは、特に注意してください。」

 それから、あたまの「ソ-レレ」の3音だけで、レッスンの時間が非常に長かったです。そのレの音程のことと、3音をばらばらに単独に吹くのではなくて、フレーズをつなげることを考えて、と、パユがお手本を演奏されつつでした。

 演奏しているときは、今吹いている部分が、長調か短調かは意識して演奏すること、ピアノのハーモニーをよく聴いて、演奏してください、というお話でした。

 何小節目から演奏、というときに、ピアノとフルートと同時に出ていないと、「ブレスでピアノに指示して、同時にでてください。」と何回かおっしゃっていました。

 カデンツは、本体よりもはやくなる必要はないです。ということでした。生徒さんが演奏されたカデンツは、かっこいいカデンツだなと思いました。

 生徒さんは、高校生でしたが、とても上手で、パユも、「音色もいい、アーティキュレーションもいい、音楽性もいい。」とおっしゃっていました。かなりつっこんた゜レッスンで良かったです。

 おふたりめは、「しぼめる花」です。「はじめの部分は、かげで、そこに光があたる感じです。かげのところは、フルートとピアノと一緒に動いてください。」

 あとは、印象に残ったのは、ピアニッシモのところで、「もっと弱く、もっと弱く」ということで、「練習のために、pppで、吹いてください。」「次は、ppppで。」「次は、pppppで。」と、パユがお手本を演奏されて、「限りなく0に近い音で吹く練習もしてみてもいいと思います。」ということでした。

 レッスンが終わって、「アド楽器さんからの強いご希望がありましたので、演奏します。」ということで、演奏してくださいました。「明日いずみホールでお会いできるのを楽しみにしています。」ということで終了でした。サイン会もありました。


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