音楽エッセイ

2004/4/24土

今年で終わり

 私は、1995年から、石原出版社の10年日記で、日記を書きはじめました。ですから、今年で1冊が終わることになります。今までは、昔書いたことを読み直すことはほとんどありませんでしたが、今年で終わりということで、自分で昔書いたことを、今読んでいます。

 1995年頃は、クラシックコンサートにもよく出かけていて、1年に50回くらいは行っていました。いろいろな演奏家のコンサートを聴いていて、自分でも驚くほどです。

 それが、昨年はたしかパユのコンサート以外には全然行っていない状態でした。これはいくらなんでも少なすぎると思いますので、今年はもう少し出かけてみようと思っています。


2004/4/17土

「人の心を動かす文章術」

 「人の心を動かす文章術」は、タイトル通り、文章の書き方についての本です。私は、この本の表紙に興味を持ちました。五線譜に音符、そして指揮者が指揮棒のかわりに、万年筆を持っている絵です。音楽をイメージさせる表紙が気に入りました。

 本には、クラシック音楽の話も少し出てきます。"自由形式の曲よりも、ソナタ形式など形式にもとづいた曲の方が作曲家の個性が見えると思う"とか、モーツァルトの話もあります。文例に、ワーグナーのローエングリンの曲が出てくる文章もあります。

 「人の心を動かす」というところが、文章と音楽では、共通項があるということで、こういう表紙にされたのでしょうか。私はとても好きな表紙です。もちろん本の中身も素晴らしいと思っています。


2004/4/10土

「偏愛マップ」

 最近、「偏愛マップ」という本が発売されたのですが、"偏愛"という言葉は、普段あまり使いませんので、ひかれてしまいました。「偏愛マップ」というのは、偏愛するものを1枚の紙に書いたものだそうです。

 私も、このサイトを開設した時には、自分の自己紹介のページはつくろうと思って、自分が好きなものをノートにずらずらと書きました。1枚の紙に書いたのではないのですが、書いていると、サイトづくりのアイデアにもなりました。

 クラシック音楽の演奏家は、演奏する曲は、オリジナル曲ではないので、なかなか他の人との違いを見せるのが難しいと思います。ですから、偏愛マップをお客さんに見せてくれると、演奏家に親しみを持てて、面白いかもしれません。


2004/4/3土

世界初

 4月1日付の毎日新聞夕刊に、「ロシアの文豪、トルストイが作曲したピアノ曲が世界で初めて日本でCDに録音された。」という記事がありました。

 私は、トルストイの「戦争と平和」の物語もまったく知らなくて、学校で、"トルストイの戦争と平和"と覚えさせられたな、というぐらいの認識しか、トルストイに対してはありませんが、世界初と言われるとわくわくしてしまいます。このピアノ曲は、「戦争と平和」の舞踏会の情景が思い浮かぶような曲だそうです。

 世界初というと、4月3日付毎日新聞朝刊の第1面に「バッハの結婚カンタータのオリジナル楽譜が日本で発見された。」という記事が出ていました。オリジナル楽譜による世界初演は、一体誰がすることになるのでしょうか。


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