音楽エッセイ

2004/8/27金

書く音楽と聴く音楽

 作家たちにインタビューしたCD付の「ナイン・インタビューズ」という本は、ずいぶん前に買いましたが、積読状態でした。このまえの「週刊ブックレビュー」でこの本の著者の柴田元幸さんが登場されましたので、それを見て、この本を読まなければと思いました。

 「シカゴ育ち」などの作品があるダイベックが、「書く音楽」と「聴く音楽」を分けているというお話をされていました。私は、書く音楽といえば、駆り立てるような音量が多い、明るい音楽かと予想しましたが、実際には、陰気で反復が多い音楽ということでした。

 意外な感じがしました。でも、反復が多ければ、かりたてられるような気持ちになるというのは、なるほどな、と思いました。


2004/8/21土

ウェーブレディオと俵万智

 「通販生活2004年秋号」を読んでいると、BOSEの有名なウェーブレディオが紹介されていました。紹介している人は、俵万智さんでした。今までにも、ウェーブレディオの宣伝は、何回も見ましたが、羽田健太郎さんや、音楽を仕事にされている方の登場がほとんどだったと思います。

 たしかに、音楽を専門にされている方による紹介の方が、音の素晴らしさについては説得力があるような気がしますが、でも、私は、音楽とは関係がない仕事の人の紹介なら、より音楽を聴くことが普通の身近な感覚になれて、これもまたいいと思います。

 俵万智さんですので、音の素晴らしさを歌に詠むのかな、と思いながら文章を読んでいましたが、そんなことはありませんでした。お子さんが岩城宏之さんのCD「ぼくらのリサイタル」がお気に入りということが書いてありました。


2004/8/14土

発想法

 本屋さんで新書コーナーを見ていたら、「作曲家の発想法」という本のタイトルが気になったので、手にとりました。アイデア発想法関連の本なら、たくさんありますが、「作曲家の」というのが、珍しいように思ったからです。

 一般のアイデアを出す方法に関する本を読んでも、作曲をするにあたっては、やはり曲をつくるテクニックも必要ですし、作曲用の発想がいると思います。

 作曲家を色眼鏡で見ないで欲しい、ということがこの本の最後に書いてありました。私は、作曲家という仕事についてあまり考えたことがなかったのですが、この本を読んで少し意識するようになりました。


2004/8/7土

懐かしい響き

私にとっては、懐かしい音というと、1970年代から1980年代前半の音楽です。この頃の音楽のCDがあると非常に買いたくなりますし、飽きることなく、何度も何度も聴くことができます。懐かしい気分にひたれるのがいいのでしょうか。

懐かしさといえば、最近人気の中国の楽器の二胡の音も、すごく懐かしさを感じます。懐かしい音を聴くと、ホッとします。実際、二胡の音色にはリラックス効果があるそうです。

二胡のCDを聴きながら眠ると、心地よいという人も多いようですので、私も二胡のCDを買ってみたくなりました。


1.トップページ
2.プロフィール
3.演奏会情報
4.CD情報
5.掲示板
6.マスコミ
7.リンク集
8.音楽エッセイ
9.演奏会感想

メールはこちらから