| レッスン曲マルタン:バラ―ド
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まず、生徒さんの楽器の構え方(左手の角度)が気になるということで、楽器の構え方についてのお話でした。
フルートは、左手一本で、楽器を支えることができます。右手一本では、楽器を支えられませんが、 左手一本で支えられるということは、左手で支えるところにフルートの重心があります。
右手の親指は、下から上に力が向いているのではなく、自分の方から向こう側に力が向いています。 そうすると、自然に、フルートの歌口が自分の口の方に、向くようになります。
正しいフルートの構え方は、正面を向いて、Gisキーを口元の高さまで持ってきて、次に歌口を見て、 そして、手をスライドさせて歌口を自分の口のところに持ってきます。
楽器の構え方のお話が長かったですが、ようやく曲に入っていきました。
「スイス生まれの私にとって、マルタンの曲を演奏することは、とても簡単なことです。(マルタンはスイスの作曲家) 出だしの部分は、とにかく一音ずつ均等に演奏してください。デモクラシーは、ひとりひとり違っていて当然ですが、 まったく同じに演奏することで、怖さが表現されます。」
生徒さんの演奏の仕方は、音楽的に聞こえるということで、とにかく一音ずつ同じにしてください。 12小節までは、クレッシェンドなしにしてくださいということでした。
ジュネーヴは、プロテスタントの町でした。スイスというと、山があって湖があってという 美しいイメージがあるかもしれませんが、実際は、家の壁は薄汚れていて、薄暗くてという感じが 多々あります。ですから、この曲の冒頭の部分は、厳しい感じで演奏してください。
レッスン曲イベール:協奏曲 第1楽章、第2楽章
最初の演奏が終わった後に、生徒さんが不満そうでしたので、「技術的にはいいですよ。 何がそんなに不満でしたか?」と聞かれると、生徒さんが、「今日は足が地についていなかった。」と のことで、「両足でしっかりと立って、足の裏から息を吸うような感じで、呼吸してください。」
イベールの響きと、ヒンデミットの響きは違います。フランスの作曲家の作品は、音の数が 多くなると、気取って演奏しないといけません。
ドイツの作曲家は、音の数が多くなると、重厚さが増すと考えます。フランスの作曲家は 音の数が増えると、一音一音の価値は低くなると考えます。ですから、軽く演奏してください。
「第2楽章は、波のイメージです。波が行って返ってくる3拍です。行って返っての2拍ではなく、3拍です。 行ってが2、返ってが1です。
波を優しくなでるイメージで演奏してください。
これは、今思いついたイメージです。昨日の演奏会ではこういうイメージを持って 演奏しませんでしたので、今度イベールを演奏する時には、こういうイメージで演奏したいと 思います。」
レッスン曲モーツァルト:コンチェルト D-dur KV.314
まず、「そのカデンツは」という話からはじまって、すぐに何小節目のこの部分は、という 話になっていきました。私は、楽譜を持っていませんでしたので、モーツァルトのレッスンは、 ほとんど覚えていません。
覚えているのは、唯一、「ライヒャルトの4番を練習してください。」というお話だけです。
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後は、いつもよくお話される「フルートは、唇の楽器ではなく、風の楽器です。 金管楽器は、唇の楽器ですが、フルートは違います。」というお話や、 「pは、弱く小さくではなく、薄くです。母音のイメージを変えるといいですよ。」というお話が印象に残っています。
| プログラム ・モーツァルト:歌劇≪フィガロの結婚≫序曲K.492 ・モーツァルト:アンダンテ ハ長調K.315 ・イベール:フルート協奏曲 ・ハチャトゥリアン:バレエ音楽≪スパルタクス≫より “スパルタクスとフリーギアのアダージョ” ・ハチャトゥリアン:フルート協奏曲 ニ短調 アンコール なし |
私は、協奏曲のコンサートを聴きに行ったのは、数年ぶりでした。パユが演奏中にかなり 動き回られる姿を見たのは、久しぶりでした。
イベールの協奏曲の時の拍手は、ものすごくて、まだ前半が終わっただけなのに、 こんなに皆が興奮している演奏会は初めて見ました。後半もあるのに、この後の ハチャトリアンの協奏曲はどうなるのかな、と思いました。
ハチャトリアンの協奏曲は大迫力でした。CDと生の音が違うのは当然ですが、それを この日ほど感じたことはありません。パユの演奏姿も、音の表情にあわせて、すごく 動きますが、その姿にも、迫力を感じました。
ハチャトリアンの演奏後、ブラボーの声もたくさんあがっていました。
(3階2列38番)
2006年10月 2005年 2003年11月 2002年11月 2002年3月と7月 2001年11月 2001年3月 2000年11月 2000年3月 -1999年まで
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