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主治医の先生とお別れ

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 2023年7月に左膝蓋骨を骨折して手術していただいた主治医の先生が、3月で今の病院での勤務は終わり、4月から別の病院に行かれるということで、先日、最後の診察を終えてきました。

 

 最後の診察の時に、今まで聞きたかった「手術室でCDをかけられていましたか」の質問をしました。「何かしら、音楽はかかっている」とのことでした。「自分でCDを持ってくるのは、部分麻酔の人だけですね」と言われ、「たしかに全身麻酔なら何も聞こえないから、自分の好きなCDを持ってくる人はいないな」と思いました。

 

 主治医の先生は、私が入院した時、手術日まで毎日病室に来てくださいました。手術の後は、1日に2回病室に来てくださったこともありました。弁が立つ先生で、お話するのがとても楽しかったです。「こんな素敵なお医者さんもいるのだな」と、自分が映画の中に入ったような気分でした。

 

 そして、何より、手術が上手でした。手術後、痛みが全然ありませんでした。ピンとワイヤーの形が、レントゲン写真で見た時、きれいだな、と思いました。皮膚の縫い口もきれいでした。

 

 私は、救急車で運ばれて、この病院に来ました。主治医の先生が、その期間に、この病院で働かれていたおかげで、出会えました。この出会いに感謝しています。

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