マスタークラス

バボラークのホルンマスタークラスに行ってきました(2023年11月29日)

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 11月29日に、ドルチェ楽器大阪店へ、バボラークのホルンマスタークラスへ行ってきました。レッスンは、まず、ホルンひとりでレッスンをして、最後に弦楽四重奏と一緒にあわせて演奏していました。レッスン生が、弦楽四重奏と一緒に演奏するマスタークラスを初めてみました。

 

 生徒さんは、ふたりでした。レッスンは英語でした。レッスン内容をまとめました。

 

[モーツァルト: ホルン協奏曲 第1番]

 モーツァルトの協奏曲は、2、3個のキャラクターがある。カンタービレ、遊びがあるところ。今はどちらなのかを考えて演奏すること。

 

 古典派で、16分音符が、4つ並んでいて、最初のふたつにスラーがかかっていて、残り2個がスタッカートの時は、ひとつめを長く、ふたつめを短く演奏する。2個目は少し離れている感じで。ロマン派に比べると、古典派はシンプルに聞こえるが、決まりごとがあるので、それをきっちりと守る。

 

 大きな跳躍は、つながりを意識して。

 

 細かな音は難しいので、みんな一生懸命練習するが、伸ばす音は気にしないで演奏しがち。でも、伸ばす音も大切。伸ばす音にエスプレシーボを意識してかける。

 

 トリルの練習方法は、

 4分音符60の速さで、8分音符、16分音符と吹いて、

 次の週に、徐々にテンポをあげていく。かなりトリルに近づいていくが、ここではまだトリルの練習はせずに、アクセントを上につけたり、下につけたりして吹く。トリルの練習に行くまでに時間をかける。ホルンは時間がかかる楽器。

 

 ゆっくり練習することで、頭が理解して、指が動くコントロールを身に付ける。ゆっくりと練習する時は、速度記号が違うくらいにテンポを落とす。

 

 モーツァルトの曲は、フレーズ感が大切。上手な人は、細かい部分を気にする。こだわる。もっと上手な人は、基礎をやぶって演奏する。でも、これはつきぬけた人だけが許される。まずは、基礎が大切。

 

 第2楽章は、第1楽章とキャラクターが全然違う。狩りの雰囲気。モーツァルトは強弱記号は書いていない。キャラクターを見失わないように。短調に転じるところは、音が短くならないよう。

 

[モーツァルト: ホルン協奏曲 第2番]

 この曲は、第2番となっているが、彼の最初の協奏曲。

 

 これは、ロセッティ: ホルン協奏曲にインスパイアされた曲で、構成が似ている。

 

 20世紀以降の曲に比べると、楽譜に指示が少ない。ということは、もっと良くできる。

 

 エンタテイメント、クリエイションの逆は、つまらない演奏。コントラストが足りないからそうなる。

 

 スペイン人のような熱気あふれる感じで表現すること。正しく吹くだけでは、ダメ。

 

 映画「アマデウス」は史実とは違うが、モーツァルトのキャラクターはあんな感じ。それを表現すること。曲にこめられたスピリットを表現してほしい。

 

 スケルツォ、シンコペーション、2小節ごとに違うキャラクターが出てくる。うつりかわりが速い。ハイドンは、構成がしっかりとしていて、こんなにコロコロと変わらない。

 

 私は、自分は教えることに向いていないと思う。10代の頃、教えていて「どのように演奏すれば。どのように美しい音を出せばいいか」と質問され続けて、自分は技術にはそれほど関心がないと気づいた。自分は、作曲家や音楽に興味がある。だから、教えることはやめて、指揮者になった。

 

 演奏者として、熱量を私たちに与えてほしい。

 

 1ページ目は、コシファントゥッテやフィガロなど明るい感じ、2ページ目は、ドン・ジョバンニの運命のような深い感情。

 

 跳躍は、指だけでなく、体全体で。グランドフィナーレは、喜びあふれるように。

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